RI検査室

RI入口
心臓核医学検査とは、静脈に放射性同位元素で標識した物質を注射し、心臓の筋肉(心筋)や心臓の内部に分布する標識物質を体の表面からシンチカメラで写し、心臓の動きや心筋の状態を多方面から調べる検査です。放射性同位元素(ラジオアイソトープ=RI)を使用するので、シンチグラフィーとかRI検査ともいわれ、甲状腺や肝臓、骨などの病気の検査にも用います。
心筋にとりこまれる物質を注射することにより心筋の血液の流れが映し出され、心筋梗塞の有無や広がりを診断できます。同時に運動負荷を行なう事により狭心症で心筋に虚血が起こっている場所がわかります。また同時に心臓の機能を評価することも可能です。
検査は放射性物質を使うので特別な検査室で行ないます。放射性同位元素の入った薬剤を静脈注射し。シンチカメラで心臓の部分を撮影します。所要時間は30分ほどですが、負荷試験の場合は、4時間ほど間を置いてもう一度検査を行なう場合があります。
放射性同位元素という名前が怖く感じられる方もいらっしゃるかと思いますが、1回の検査で浴びる放射線の量は、多くてもせいぜい、一般に普及しているCT検査と同レベルで、日光など自然界で1年間に浴びる放射線の1割程度ですので、検査として特別に被爆量が多いということはありません。
詳しくは京大放射線部RIのページをご覧ください。
RI機器

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