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心臓血管疾患集中治療部(CCU)

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京都大学病院にCCU開設

 重症の心臓血管疾患に対応するために京都大学病院に6床のCCUが平成18年6月1日に開設されました。
 このCCUは循環器内科で診療にあたる医師一同が以前から設置を希望していた施設で、循環器疾患に対して高度専門医療を行なうことが可能となりました。従来は、救急患者への対応に難があるといわれていた大学病院ですが、CCUが開設してから約3年が経過し、一層の治療成績の向上をめざしてCCUスタッフ一同が決意を新たに急性心筋梗塞、急性心不全をはじめとした救急処置を要する循環器疾患に対して迅速に対応しています。地域の病診連携・病病連携におきましても大学病院として、より一層充実した役割を果たすことが可能となりました。
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京都大学病院CCUの設備

モニター 南病棟の一階に開設されたCCUは救急室、心臓カテーテル室との動線も良く、機能的に設計されています。6床すべてに心電図・血圧などのバイタルサインのモニターが完備されています。さらにPCPS、IABPといった重症心不全への対応、透析やCHDFなどの血液浄化への対応も可能です。一床あたりの面積も広く、重装備になりがちな心疾患患者へも十分に対応できます。
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CCUとは何か

CCU入口
 CCUとは集中治療部門に属します。以前は、一人の重症患者さんに対して、それぞれ病棟で主治医が対応していましたが、医師ひとりでできることには限界があります。これに対して一箇所でチームを組んで治療にあたる方式が考えられました。生命の危機に瀕した重症患者を、24時間を通して濃密な観察のもとに、先端医療を駆使して集中的に治療する部門です。循環器疾患における集中治療は歴史的にはコロナリー・ケア・ユニット(Coronary Care Unit )として開設されました。コロナリーとは冠動脈のことを示す英語です。これを訳せば冠疾患集中治療部となります。CCUは重症患者さんの中でも、急性心筋梗塞や狭心症などの心臓発作の患者さんに限って集中治療を行う部門なのです。これはCCU発症の地である米国では、急性心筋梗塞の発症が極めて多く、心臓発作といえば心筋梗塞を意味していたからです。一方、日本では急性心筋梗塞は増加したとはいえ米国に比べれば患者数も少なく、また再開通療法の普及に伴い、心筋梗塞の患者さんの回復も速やかでスムーズなものとなってきています。このため、CCUでは急性心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患だけに限らず、心不全、動脈瘤などの血管疾患、重症不整脈、心臓血管外科での手術後の患者さんなど色々の心疾患の患者さんを収容して治療する施設へと変化しています。ですから京都大学病院の本施設でも略語としては同じCCUですが、心臓血管疾患集中治療を意味するCardiovascular Care Unitの頭文字を意図しています。
当院CCUは平成18年度に開設され早や3年が経過しましたが、救急患者数も年々増加傾向にあり、施設としてますます充実してきております。今後ますます紹介医や救急隊からの要請により速やかに対応し、患者さんに対して最良の高度医療を提供できるよう努力していく所存です。

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