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医療を変える臨床研究への御支援のお願い

京都大学循環器内科では医療を変える根拠となる臨床研究を推進しております。

例えば、日本においては以前からステント植え込み治療などの冠動脈インターベンション (PCI) 後6ヵ月前後には自覚症状がない場合にも「確認カテ」と称される計画的な追跡冠動脈造影が広く実施されておりました。図に示しますReACT 試験ではPCI施行後の患者さんを、計画的追跡冠動脈造影を実施する群と実施しない群に無作為に割り付け、追跡造影の実施によって死亡や心筋梗塞などの重大なイベントを防ぐことが出来るかを評価いたしました。結果は両群間でイベント発生率には差がなく、予定の追跡冠動脈造影に有用性がないことが示されました。患者さんは「確認カテ」を行うことで予後が改善することを期待して「確認カテ」を受けておられた訳ですが、この試験によってそのような検査が不必要であることが明らかになり、「確認カテ」を実施する病院またそれを受けられる患者さんの減少に繋がりました。

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このような臨床研究は医療を正しい方向に変えて行く上で極めて重要ですが、残念ながら企業からの支援はなく研究資金の確保に難渋しております。
そのような状況にあっても、我々は現在も多くの臨床研究を実施し、また今後も新たな企画を進めて行かなければならないと考えております。

このような我々の活動に御賛同いただける皆様におかれましては是非、御支援をお願いできれば有り難く存じます。
不躾なお願いで恐縮ですが、何卒、宜しくお願い申し上げます。

京都大学循環器内科 診療科長
尾野 亘

御支援いただける場合には、寄付申込書をお送りいたしますので、お手数ですが下記の電話番号またはメールアドレスまでお問合せください。

TEL: 075-751-4254
Mail: junkan*kuhp.kyoto-u.ac.jp

※メール送信の際は*を@に変えてください。


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