当科主導の臨床研究

虚血性心疾患

静脈血栓塞栓症患者の診療実態とその予後を検討する多施設ヒストリカルコホート研究
Contemporary Management And Outcomes In Patients With Venous Thromboembolism Registry (COMMAND VTE Registry)

2010年1月から2014年8月に急性の症候性の静脈血栓塞栓症(肺塞栓症および深部静脈血栓症)と診断された患者についての多施設ヒストリカルコホート研究。臨床病型、治療方法、および長期予後を調査し、わが国の静脈血栓塞栓症の診療実態を明らかにし、至適な治療方針を探索することを目的として実施された。本研究の結果は、我が国の静脈血栓塞栓症の重要なエビデンスとなると考えられ、今後のさらなる研究の土台となることが期待される。(サブ解析が進行中)
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静脈血栓塞栓症患者の診療実態とその予後を検討する多施設ヒストリカルコホート研究 COMMAND VTE Registry 2
Contemporary Management And Outcomes In Patients With Venous Thromboembolism Registry 2(COMMAND VTE Registry 2)

2015年1月から2020年8月に急性の症候性の静脈血栓塞栓症(肺塞栓症および深部静脈血栓症)と診断された患者についての多施設ヒストリカルコホート研究。臨床病型、治療方法、および長期予後を調査し、わが国のDOAC時代の静脈血栓塞栓症の診療実態を明らかにし、至適な治療方針を探索することを目的として実施された。本研究の結果は、我が国の静脈血栓塞栓症の重要なエビデンスとなると考えられ、今後のさらなる研究の土台となることが期待される。
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RESET-Extend試験(実地臨床におけるエベロリムス溶出性ステント(XIENCE V™) とシロリムス溶出性ステント(CYPHER SELECTTM+ステント)の有効性および安全性についての多施設前向き無作為化オープンラベル比較試験:長期追跡試験)
2010年2月から7月に登録の行われた第二世代DES(EES:Xience stent)の第一世代DES(Cypher stent)に対する非劣性検証ランダム化比較試験の観察期間を延長した長期観察研究。登録後7年及び10年の長期臨床追跡を行い、第一世代DESと比較した第二世代DESの効果を検証する。
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CREDO-Kyoto Registry Cohort-3: 日本における経皮的冠動脈インターベンション( PCI )および冠動脈バイパス手術( CABG )のレジストリー(コホートIII)
本邦における初回冠血行再建術の成績を検証するCREDO-Kyoto Registryの第3弾となる2011年1月から2013年12月の血行再建例を対象とした多施設観察研究。本邦における第2世代DES時代の冠血行再建術の長期成績を評価する予定である。
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実地臨床におけるバイオリムス溶出性ステント とエベロリムス溶出性ステントの有効性および安全性についての多施設前向き無作為化オープンラベル比較試験:長期追跡試験(NEXT Trial: Extended Follow-up Study)
2011年に承認された生体吸収性ポリマーを備えた薬剤溶出性ステントであるNOBORI®の有効性および長期安全性を評価するため、従来から用いられている耐久性ポリマーの薬剤溶出性ステントであるXIENCE V/PROMUS®と比較する多施設共同無作為化非盲検非劣性比較試験を2011年から施行し、全国で3000人規模の患者を登録し、その1年、3年および5年での追跡報告を行った。このポリマーの相違による臨床成績の違いは長期成績によって認められる可能性があります。本研究は、NEXT試験に登録された患者で10年追跡が可能な患者を対象に長期追跡を行う観察研究です。NEXT試験に参加同意いただいた患者さんのカルテ上の情報収集を継続しております。お問い合わせがある場合には循環器内科(医局075-751-4255)までご連絡ください。
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エベロリムス溶出性コバルトクロムステント留置後の抗血小板剤2剤併用療法(DAPT)期間を1ヵ月に短縮することの安全性を評価する研究
ShorT and OPtimal duration of Dual AntiPlatelet Therapy-2 study (STOPDAPT-2)

エベロリムス溶出性コバルトクロムステント(XIENCETMシリーズ)を用いたPCIが施行された患者を1ヵ月DAPT(Dual AntiPlatelet Therapy; 抗血小板剤2剤併用療法)・クロピドグレル単剤群と12ヵ月DAPT・アスピリン単剤群に無作為割付し、ステント留置後12ヵ月で心血管イベント/出血イベントの発生率を評価し、1ヵ月DAPT群の12ヵ月DAPT群に対する非劣性を検証する研究である。またステント留置後5年での心血管イベント/出血イベントおよび上部内視鏡検査施行イベントについて発生率を評価し、1ヵ月DAPT群の12ヵ月DAPT群に対する優越性を検証する。本試験によりエベロリムス溶出性コバルトクロムステント留置後のDAPT期間をさらに短縮することの安全性が明らかになるものと考えられる。
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エベロリムス溶出性コバルトクロムステント留置後の抗血小板療法をP2Y12阻害薬単剤とすることの安全性を評価する研究
ShorT and OPtimal duration of Dual AntiPlatelet Therapy-3 study (STOPDAPT-3)

急性冠症候群および高出血リスクの患者でエベロリムス溶出性コバルトクロムステント(XIENCE®シリーズ)を用いたPCIが施行された患者を、アスピリン非投与群(プラスグレル単剤治療)もしくは1ヵ月DAPT群(アスピリン+プラスグレル)に無作為割付し、ステント留置後1ヵ月で心血管イベント/出血イベントの発生率を評価する。出血イベントについてアスピリン非投与群の1ヵ月DAPT群に対する優越性を、心血管イベントについてはアスピリン非投与群の1ヵ月DAPT群に対する非劣性を検証する研究である。1ヶ月以降はアスピリン非投与群はクロピドグレル単剤治療に、1ヶ月DAPT群はアスピリン単剤治療に移行し、ステント留置後1年での心血管イベント/出血イベントイベントについて発生率を評価する。本試験によりエベロリムス溶出性コバルトクロムステント留置時に、P2Y12阻害薬単剤で治療することの安全性が明らかになるものと考えられる
関連HP: https://jrct.niph.go.jp/latest-detail/jRCTs052200114
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不整脈/デバイス治療

初回心房細動に対するバルーンアブレーション登録研究
Balloon Ablation REgistry in Associates of Kyoto University for Atrial Fibrillation(BREAK-AF)

本邦における心房細動へ初回アブレーションとしてバルーンアブレーションを受けた患者さんを対象とした多施設観察研究。
2014年7月1日から2024年3月31日までの期間に、当院にてバルーンアブレーションを受けた患者さんをデータベース化。
京都大学関連施設の他病院で同様の手術を受けられた方とデータの共有を行い、急性期合併症の頻度・術後の中長期の成績を評価を目的としてます。
★参加施設・責任者★
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冠動脈ステント留置術後12ヶ月超を経た心房細動患者に対するワーファリン単独療法の妥当性を検証する多施設無作為化試験
Optimizing Antithrombotic Care in patients with AtriaL fibrillatiON and coronary stEnt Study (OAC-ALONE Study)

冠動脈ステント術後12ヶ月超を経た心房細動患者で、ワルファリンとアスピリンを内服しており、且つチエノピリディンを含む他の抗血小板剤を内服していない患者を対象として、ワルファリン+アスピリン併用療法継続群とワルファリン単独療法群に1:1で割付を行う多施設共同オープンラベル前向き無作為化試験。2013年9月に京都大学附属病院御倫理委員会で承認され、2013年10月より登録が開始された。2014年5月現在、全国151施設が参加を表明しており、患者登録を継続中である。

心房細動合併患者における冠動脈インターベンション施行後の抗血栓療法の実態調査
Real-world EValuation of the antithrombotic thErapy And clinicaL outcomes for the patients with Atrial Fibrillation undergoing Percutaneous Coronary Intervention. (REVEAL AF-PCI Registry)

2005年から2014年までの10年間に冠動脈インターベンション(PCI)を施行した心房細動患者についての多施設コホート研究。心房細動合併PCIにおける患者背景や治療実態、長期イベントの発生を調査し、至適治療方針を探索することを目的とする。本研究の結果は心房細動合併PCI患者の抗血栓療法の選択やその治療戦略についての重要なエビデンスとなることが予想される。(症例登録進行中)
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京都大学医学部附属病院における頻脈性不整脈に対するカテーテルアブレーションの短期・長期成績に関する研究
2004年1月1日から2017年12月31日まで京都大学医学部附属病院において心房細動と診断された連続症例のデータベースを作成し、当院でカテーテルアブレーション治療を受けた患者群と比較することで実臨床におけるカテーテルアブレーションの予後改善効果を検証する。
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心不全/心筋症

日本における急性うっ血性心不全入院患者の多施設レジストリ及び前向きコホート研究
Kyoto Congestive Heart Failure Study(KCHF Study)

2014年10月以降に急性うっ血性心不全で入院となった患者についての多施設レジストリ研究。HFrEFおよびHFpEFの心不全診療の治療実態の把握、治療成績の評価および治療成績に影響を与える因子について、タイムリーな情報発信およびこれからの診療ガイドラインのための新たなエビデンスの構築を目指す。2014年10月に京都大学附属病院御倫理委員会で承認され、2014年11月より登録が開始された。2014年12月現在、全国20施設が参加を表明しており、患者登録を継続中である。
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日本における急性うっ血性心不全入院患者の多施設レジストリ登録患者における後ろ向き長期予後調査
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弁膜症/先天性心疾患

大動脈弁狭窄症患者に対する治療法選択とその予後を検討する多施設後ろ向きコホート研究
Contemporary outcomes after sURgery and medical tREatmeNT in patients with severe Aortic Stenosis Registry (CURRENT AS Registry)

2003年から2011年に高度大動脈弁狭窄症と診断された症例を登録、臨床発現様式や治療法選択、長期イベントの発生を調査し、わが国の大動脈弁狭窄症の現状把握と、至適な治療方針を探索することを目的とする、医師主導型全国多施設共同臨床研究。本研究の結果は、高度大動脈弁狭窄症患者の治療方針を決定するための重要なエビデンスとなることが予想される。(症例登録終了)
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大動脈弁狭窄症患者に対する治療法選択とその予後を検討する多施設前向きコホート研究
Contemporary outcomes after sURgery and medical tREatmeNT in patients with severe Aortic Stenosis Registry-2 (CURRENT AS Registry-2)

高度大動脈弁狭窄症と診断された症例を登録、臨床発現様式や治療法選択、長期イベントの発生を調査し、現在のわが国の大動脈弁狭窄症の把握と、至適な治療方針を探索することを目的とする、医師主導型全国多施設共同臨床研究。本研究の結果は、高度大動脈弁狭窄症患者の治療方針を決定するための重要なエビデンスとなることが予想される。(予後調査進行中)
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心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションのアウトカムに関する実態調査
2016 年 4 月から 2021 年 3 月の間に当院で心臓リハビリテーションを実施された患者を対象とする単施設後ろ向きコホート研究。 本研究では、心リハに参加された患者を対象に、治療歴や身体機能、身体活動、転倒歴、栄養状態などの経過に関する実態を調査する。心リハを受けた患者の運動耐容能の経時的な変化や、再入院・転倒などの重要な事象に関係しているものを明らかにし、安全で効果的なリハビリ方法について検討する。さらには、心リハに特異的なリハビリプログラムの構築を目的とする。2021年 4月5日 に京都大学附属病院医の倫理委員会で承認され、データ解析を開始している。
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