アンカロン

脈の乱れを整えるお薬です。

作用

 心臓は規則正しく動くことにより全身に血液を送っています。重篤な不整脈では心臓のリズムが乱れて、全身にうまく血液を送れなくなってしまいます。アンカロンは心臓のリズムを適切にして、脈を整える作用があります。治療をせずに放置してしまうと、生命にとって危険となるような不整脈に対して用いられます。
アンカロンの作用

副作用

  • 間質性肺炎、肺線維症(せき、息切れ、息が苦しいなど)
  • 甲状腺機能異常
  • 機能が低下した時→体がだるい、寒気がするなど
  • 機能が活発化した時→汗をかく、暑くなる、体重が減るなど
  • 角膜への色素沈着(目がかすむなど)
  • 肝障害(何もしていないのに全身がだるい、食欲がない、疲れやすいなど)

注意事項

  • ・定期的な検査を受けて下さい
    副作用の多くは服用を中止すると軽快しますが、薬が体内からなくなるまでの時間が長いためにすぐには軽快しないことがあります。肺の障害には危険なものもありますので、医師の指示に従ってレントゲン検査、血液検査など定期的な検査を受けて下さい。
  • ・他のお薬との飲みあわせ
    アンカロンは他のお薬(ワーファリン、ジゴシン、ハーフジゴキシン、ラニラピッドなど)の効果を弱めたり強めたりすることがあります。他のお薬を服用するときはアンカロンを服用していることを伝えて下さい。

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