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先輩からのメッセージ

令和2年卒 井川 彰久(2023年4月時点)

井川先生.jpg私は2020年に京都大学医学部医学科を卒業後、2年間の初期研修を東京の虎の門病院で行い、2022年より専攻医として京都大学医学部附属病院循環器内科で勤務いたしております。

私はもともと基礎研究者を志望しておりましたが、医学部在籍中に海外臨床実習で米国の循環器診療を垣間見る機会があり、臨床医学にも興味を抱いておりました。そして2年間の初期研修を経て、瀕死の状態で来院した患者さんが独歩で退院するなど、病態が短期間で劇的に変化するうえに、手技などアクティビティの高い点に魅力を感じ、次第に循環器内科を志望するようになりました。

京都大学医学部附属病院循環器内科での後期研修では、CAGPCIといった手技の習得をはじめとして、不整脈に対するカテーテルアブレーション、SHD(Structure Heart Disease)に対するインターベンションなど様々な手技に関わることができます。また予定入院だけでなく、ホットラインを介した他院からの紹介や救急部からのコンサルテーションによる緊急入院も多く、週2回の急患当番で循環器救急疾患への対応を学ぶことができます。また病態生理学的に興味深い症例や稀な症例も多く、日本循環器学会をはじめとして学会発表の機会も豊富にあると感じております。また京都大学医学部附属病院循環器内科には臨床部門だけでなく基礎研究部門もあり、基礎研究やビックデータを用いた臨床研究なども盛んに行われております。

私の学年は合計4名の専攻医がおりますが、出身大学や初期研修先も多様です。様々な背景を持った人材がこのように良い意味で切磋琢磨できる京都大学医学部附属病院循環器内科は循環器内科医への一歩を踏み出すには非常に恵まれた環境であると日々実感します。

熱意を持った後輩の皆様方と一緒に仕事ができますことを心より楽しみにしております。(2023年4月)

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令和2年卒 倉掛 義之介(2023年4月時点)

倉掛先生.jpg私は令和2年に横浜市立大学を卒業後、沖縄県立中部病院で 2 年間の初期研修を終え、後期研修医として現在京大病院循環器内科で働いております。

私は、学生時代から患者の問診・診察・臨床推論が重要となる内科に魅力を感じていましたが、その中でも循環器内科を選択したのは初期研修医になってからです。循環器内科は他の内科分野よりもクリアに病態を推論しやすく、その病態に応じて、治療方針を組み立ていくプロセスが非常に面白いと感じたのが選択の大きな理由です。

私は、今後40年は続くであろう長い医師人生において、1度は基礎研究ないし臨床研究に打ち込む期間を設けたいと考えています。後期研修先を決める上で、市中病院でなく大学への入局を選択したのは、早いうちから研究に触れる機会が欲しかったからです。事実、京大病院では複数の臨床試験が現在進行形で行われており、自身も何らかの形で携わらせていただいております。研究に触れることができる一方で、臨床スキルを鍛えるという点では大学病院は市中病院に劣るのではないかと感じる方も多いと思われますが、当院ではその心配はないかと思われます。各診療科の中でも、循環器内科のアクティビティはとりわけ高く、かかりつけ以外の救急患者も積極的に受け入れているため多くの症例へ曝露することができます。また、症例数が多いだけでなく、大学病院という特性上、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋症や肺高血圧症など各専門家の先生がいるため、集まってくる症例のバラエティが豊富なことも大きな魅力です。

後期研修を開始して丸1年経ちましたが、当教室を選んで良かったと心から感じております。上級医の先生方は皆相談しやすく、非常に働きやすい環境です。是非一度見学に来て、その雰囲気を味わってみてください(2023年4月)

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令和2年卒 福田 裕紀(2023年4月時点)

福田.png前期研修医として1年目は市中病院、2年目は九州大学病院で研修しました。翌年から後期研修医として京都大学病院循環器内科に入局し、充実した時間を過ごしています。

以前から手技への憧れは強く、元々は、父が消化器外科ということもあり将来の診療科としては外科をイメージして初期研修を過ごしていましたが、初期研修中に各診療科をローテし診療科の実際を経験するうちに手技のある内科、特に循環器内科に惹かれるようになりました。

循環器内科の魅力の一つはやはり領域の幅の広さだと思います。ライフスタイルの変化に伴い高血圧・糖尿病・脂質異常症等の生活習慣病の増加や、人口の高齢化に伴い循環器内科の需要は増大していくことが考えられます。

京都大学病院循環器内科は心不全管理に始まり、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋症や肺高血圧症など、幅広い疾患があり、豊富な症例を経験でき、それぞれを専門とする先生方がおられるため、正しい病態の捉え方や治療方法を学ぶ上で最適な環境であると思います。先生方も快く相談に乗ってくださるアットホームな雰囲気もおすすめしたい理由の1つです。

後期研修医として診療科を選ぶ段階で今後のキャリアを明確にイメージするのは難しいと感じている方が多いのではないでしょうか。様々なキャリアを持つ先生方が多い当科で先輩方の話を聞き目標を設定することはとても有意義だと感じています。

当科に興味を持って来てくださる方と一緒に働けることを楽しみにしております(2023年4月)

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平成27年卒 北野 一樹(平成30年4月時点)

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私は平成27年に富山大学を卒業後、京都大学で2年間初期研修を終了後に後期研修医として循環器内科で働いております。
進路選択に際し、診療科、医局、大学か市中病院かなど決断しなければならない点が多く悩まれる方が多いのではないかと思います。私もギリギリまでずいぶん悩みましたが、学生の頃から生理学に興味があり、目の前の患者さんの生理学に思いを馳せて循環動態を考えながら治療方針を組み立てる上級医の姿に憧れ、救命の現場で循環器内科の先生が駆けつけてきてくれたときの安心感に憧れ、個々の社会的背景にも配慮した思いやりのある慢性期治療を語る姿にも憧れて循環器内科を選択しました。もちろんこれらは循環器内科のほんの一側面に過ぎず、多様なニーズに応えられる魅力に溢れる診療科ではないかと考えています。
当科は救急診療にも力を入れており、大学ならではの珍しい症例、難しい症例はもちろんのこと、common diseaseを数多く経験できます。手技も早くから経験させていただけ、3年目(後期研修1年目)の4月第1週からCAGを開始し、4年目に向けて少しずつインターベンションも経験し、冬には上級医の指導のもと、夜間緊急PCIも経験できました。医局の雰囲気も良く、当直中に困ったことがあれば電話相談できますし、深夜に緊急カテーテルで呼び出した際に冠動脈に病変が無かった際も、咎められることなどなく「重症じゃなくてよかったね」と労っていただけます。
TAVIやステントグラフト、カテーテルアブレーション、重症肺高血圧症治療、重症心不全治療など多彩な治療をときに他の診療科と連携して診療に臨む場面も多く、非常に勉強になる環境だと思います。
さんざん迷いましたが、今では京大病院循環器内科にして良かったと実感しています。
3年目は勉強することも多く、非常に刺激のある1年間だと思います。忙しいですがやりがいがあり、昨日までとは違う自分への成長を日々実感できます。是非長い医師生活の第一歩を京大病院循環器内科で歩みだしませんか。 みなさんと一緒に働けることを楽しみにしております! (平成30年4月)

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平成25年卒 相澤 卓範(平成28年4月時点)

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平成25年に京都大学を卒業後は、前期研修医として地方病院で1年、京都大学医学部附属病院に戻り後半1年を研修しました。翌年から後期研修医として引き続き京大病院循環器内科に入局した上で、日々勉強しています。
もともと循環器内科に興味があり、前期研修時代の2年間で多くの科をローテーションしましたが、個人的に最もやりがいが感じられ、また興味深かった循環器内科を選択しました。病院の選択肢としては、まず大学か市中かで悩まれることが多いと思いますが、私はほぼ迷うことなく大学を選びました。
市中病院とは違って、心不全管理に始まり、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心筋症や肺高血圧症など、幅広い疾患が経験できる上に、それぞれを専門とする先生方がおられるため、正しい病態の捉え方や治療方法など、大変勉強になると思います。カンファレンスは敬遠される方もいるようですが、サマリーの書き方や病態の理解、また多くの先生方の活発な議論があるために学ぶことは多く、症例発表と併せてより深く勉強することで、経験数以上のものが得られると思います。救急を含めたいわゆるcommon diseaseが少ないと考えられがちですが、当科の方針として救急症例は断ることなく積極的に受け入れることで、遜色なく経験でき、また手技を経験させていただく段階、時期は市中病院と比較してもむしろ早い方だと感じます。興味さえあれば、臨床や基礎研究に触れることは可能であり、症例のデータベースおよび指導する先生が豊富にいることはやはり大学の強みです。
目標を設定し、日々忙殺されることなく、着実に向かうことが大切だと思います。やる気さえあれば、後期研修医として当科を選択することで、間違いなく勉強になります。上級医の先生に限らず、若い先生方の刺激を受けることで、私も一緒に切磋琢磨できればよいと思います。是非一緒に臨床で勉強しましょう。よろしくお願いします。 (平成28年4月)

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平成25年卒 山上 新太郎(平成28年4月時点)

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 京大病院循環器内科に少しでも興味をもって、今このホームページを御覧になっている皆さん、初めまして循環器内科専門修練医の山上新太郎です。
 将来どの診療科を専門とし、さらにどの病院でそのスタートを切るかということは、医師にとって非常に大きな選択だと思います。僕も凄く悩みました。僕の場合、診療科は学生の頃から決まっていましたが、3年目にどの病院で勤務するかは結局研修医2年目まで決まりませんでした。先のことはどうもわからないし、病院見学に行っても今ひとつその病院の実際の雰囲気が伝わらない。さらに初期研修ではマッチングで受かるのが難しい病院も、後期研修では意外にあっさり入れることも多く、研修医にとっては選択肢が広がる分余計に悩むことになるのではないかと思います。
 結局のところ何がベストな選択だったかなんてわからないまま医師人生は進んでいくことになるのだと思いますが、京大病院循環器内科での研修はそのスタートとして選んで決して間違いではないと思います。大学病院での研修に関しては色々な良くない噂(雑用が多いとか手技があまり出来ないとか)もあるかと思います。中には本当のこともあります。しかしそれら全てを引っくるめても、僕は得られる物の方が多いんじゃないかと思います。1年前の自分と今の自分を比べると、そこには大きな差があると確信しています。そして何より、この京大病院にはモチベーションの高い指導医、上級医、同世代がたくさんいます。そういった方々と日々一緒に仕事ができることは、非常に恵まれたことだと僕は感じています。
 色々と悩んで後、もし京大病院循環器内科を選ぼうと決断された時は、一緒に頑張りましょう。 (平成28年4月)

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平成24年卒 岡林 真梨恵(平成27年4月時点)

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私は平成24年に卒業後、市中病院で2年間初期研修をし、現在は京都大学医学部附属病院循環器内科で後期研修をしています。

大学病院では救急症例はあまりみられないのではないかと思っていましたが、当院の循環器内科では積極的に救急車を受け入れており、1stタッチは修練医なので、救急疾患も多く経験することができています。当初は病棟医やエコーやシンチなどのdutyも多く、こなす事でいっぱいでしたが、同期同士で助け合ったり、医員の先生方にも熱心にご指導頂き充実した後期研修を送ることができています。

また、当院ではCAG・PCI、不整脈に対するアブレーションやペースメーカー植え込み、ステントグラフト、TAVI(経カテーテル大動脈弁治療)など幅広い治療が行われており、若手にも手技をさせていただいています。大学病院ならではの稀な疾患にも出会うことができ、日々学ぶ事ばかりです。

様々な経験を積むことができる当院で是非一緒に頑張りましょう。 (平成27年4月)

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平成24年卒 藤田 啓誠(平成27年4月時点)

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平成24年に北海道大学を卒業後、地元関西に戻り市中病院で2年間の初期研修を修了し、現在京都大学医学部附属病院循環器内科で後期修練医をさせていただいています。学生時代から循環器疾患には興味がありましたが初期研修の期間に胸痛や呼吸苦、動悸等の非常に辛い症状を自覚して来院された患者さん、時には瀕死の状態で搬送された患者さんが治療により劇的に改善する姿を見てやりがいを感じ、循環器内科医になることを決めました。

現在は虚血性心疾患、不整脈、心不全、心筋症、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患、肺高血圧症等の多岐にわたる症例を経験させていただいており、それらの疾患の検査・治療のための手技に関しても数多く機会を与えていただいております。上級医の先生方は優しく、救急対応等で判断に迷った時にも常に誰かに相談することができ非常に有難いです。
また地方会や勉強会等の発表の機会も多く、そのための指導も十分にしてもらえます。

京都大学医学部附属病院ではやる気さえあればいくらでも学ぶことができる環境があります。自分自身まだまだ未熟でこれから皆さんとともに勉強していきたいと思っています。是非一緒に働きましょう。
(平成27年4月)

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平成22年卒 辰島 正二郎(平成27年4月時点)

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私は京都大学の初期研修プログラムで2年次に約半年、循環器内科で研修させていただきました。その中で上級医の先生方に丁寧に教えていただき、専門科として後期研修を行う上で疾患、手技などについて幅広く勉強できると考え、平成26年度より京都大学医学部附属病院循環器内科で後期研修医としてお世話になっております。

 大学病院に対しcommonな症例は少ないという印象を持っていましたが、実際研修を始めるとそんなことはなく、毎日のように狭心症や心房細動などの患者様が入院されています。また急性冠症候群などの緊急の症例も多く経験することができます。もちろん大学病院ならではの稀な疾患についても経験できます。入院症例は1症例につき担当医3人の体制で診療にあたっており、各症例についてdiscussionを繰り返す中で疾患の知識、診療のコツを勉強できていると実感しております。
 手技に関してもカテーテル検査やPCI、アブレーション治療はほぼ毎日行われており、上級医の丁寧な指導の下、後期研修1年目から多くの手技を経験させていただいています。

 また豊富な症例の中からテーマを決めて、月に数回、症例検討会を行っています。年に2回の循環器学会地方会や各種勉強会など、対外的な発表の機会も多く、そういったスキルも磨いていくことができます。

 幅広く勉強したい、臨床も研究もやってみたいという方にはとてもおすすめの環境だと思います。ぜひ一緒に頑張りましょう。 (平成27年4月)

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平成23年卒 笹 智樹(平成26年4月時点)

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私は平成23年に卒業後、市中病院で2年間初期研修をした後に後期研修医として京都大学医学部附属病院循環器内科で働き始めました。

虚血性心疾患や不整脈はもとより、初期の間に数多くの疾患に触れたいという希望と、色々な手技を経験・取得したいという希望があり、大学病院でありながら後期研修医として様々な症例・手技を経験できる京都大学医学部附属病院循環器内科で働くことを決めました。

実際、この一年で虚血性心疾患、上室性・心室性不整脈、心不全、心筋症、肺高血圧症といった多岐にわたる循環器疾患を数多く経験させていただいています。
具体的にはカテーテル検査や治療、不整脈に対するカテーテルアブレーション、
ペースメーカー植込、経カテーテル的な大動脈弁置換術やステントグラフトによる大動脈瘤治療などに日々参加し、また大学病院ならではの稀な疾患に出逢いそれらを学会で発表する機会をいただき、最新の臨床治療・研究・治験に一緒に参加しています。そしてこれらの診断・治療や学術的活動はもとより、心エコーや救急当番の際にも、上級医の先生方に御指導いただきながら日々の日常診療に携わっている次第です。

循環器内科として働き始めて1年程度で、まだまだ未熟でこれからどんどん学んでいこうと考えております。循環器内科で様々な経験を積みたいという方、是非一緒に頑張りましょう。(平成26年4月)

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平成23年卒 柳澤 洋(平成26年4月時点)

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 平成23年に卒業後、京都第二赤十字病院で二年間初期研修を行いました。もともと救急科の志望でしたが、様々な外傷患者や心肺停止患者の診療に当たり、蘇生後の多くの患者を循環器内科へコンサルトするなかで、循環管理の難しさや怖さ、奥深さを感じることができ、専門として選ぶことに決めました。

 現在、専門修練医として京都大学医学部附属病院循環器内科で多忙な日々を過ごしています。当初は日常の検査や当番医をこなすこともままならないような状況もありましたが、同期の協力や、指導医の先生方の熱心なご指導のおかげで、徐々にこなせるようになってきました。また、当科ではCAG/ PCI、TEVAR/ EVAR、PTA、Amplatzer、TAVI、BPA、ablation、デバイス植え込みなどがほぼ毎日のように行われており、積極的に参加することで手技の機会も与えていただき日々研鑽を積んでいます。

 また、科内での発表や地方会、勉強会での発表の機会も多く、とても勉強になります。臨床研究に関しても、多くの先進的なstudyが同時進行しており最新の知見なども詳しく学ぶことができます。

 循環器内科を専門に勉強し始めてまだ一年ですが、京都大学付属病院循環器内科は多くのことを偏りなく学ぶことのできる素晴らしい環境だと思っております。
 ぜひこれから、皆さんとともに働き、多くを学びたいと思っておりますのでよろしくお願いします。(平成26年4月)

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平成22年卒 川治 徹真(平成25年4月時点)

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 平成22年に京都大学医学部を卒業し、初期研修医として京都大学医学部附属病院で働き始めました。

実は自分はもともと循環器志望ではありませんでした。内科ローテートの際にたまたま循環器内科を回って、循環器内科に決めました。循環器疾患自体も興味深かったですが、何より胸痛や呼吸苦、時には心肺停止状態であった患者さんが目に見えてよくなっていく姿にやりがいを感じることができる科であると思ったことがきっかけでした。大学といえば救急というよりも複雑な内科症例をみているばかりかと思っていましたが、実際当院の循環器内科は専用のホットラインも持っており、救急車も積極的に受け入れていました。医員の先生方も非常にやさしく雰囲気も良く、修練医として引き続き当院で働き始めました。

当院では毎日のようにCAG/PCIをしており、その他にも下肢動脈血管形成術や不整脈に対するカテーテルアブレーション、大動脈瘤ステントグラフト内挿術と幅広手がけており、若手にも積極的に手技の機会を与えていただいております。もちろん大学病院ということで臨床研究も積極的に行っており研修医・専攻医にも参加するチャンスがあります。その中で最新のTOPICSにも触れ合うことができます。また、どんどん学会発表を行うことが求められ、そのための指導も十分にしてもらえます。さらに学会で発表した内容は論文として記録に残すことになりますが、ここでの興味深い症例を英語で論文にすることができました。

自分はまだ循環器内科を専門にしてまだ1年程度で学ぶことも多く、当院での循環器内科医としての生活は非常に充実しています。

是非これからみなさんとも一緒に多くを学び、切瑳琢磨していきたいと思っております。(平成25年4月)

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平成22年卒 矢野 真理子

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 平成22年に卒業後、京都桂病院で1年間、京都大学医学部附属病院で1年間の初期研修をしました。初期研修医の時に循環器を研修している際に、瀕死の状態で救急搬送された患者さんが、治療後に元気に帰って行く姿をみて感動し治療に携わりたいとおもったことがきっかけです。

現在は、京大病院の循環器内科で後期研修をしています。京大病院では心臓カテーテル治療はもちろん、不整脈や大動脈疾患、心不全、先天性心疾患など様々な専門分野があります。後期研修の間、広い範囲で多くの事を学びたいと思っていたので、大学病院を選びました。女性の先生も多く働きやすい環境だと思いました。実際は当直や当番医、エコーやシンチなどdutyが多く、はじめはこなす事でいっぱいになっていました。また、臨床でも救急対応の1stタッチは私たち修練医なので、迷ったり、大変なことも多いですが、同期同士で助け合ったり、指導医の先生に熱心にご指導頂いて日々励んでいます。

 大学病院ならではとおもいますが、様々な症例を持つ事が出来、地方会や勉強会での発表の機会が多くとても勉強になります。

 今私は、多くの事を学ぶ事が出来、毎日が充実しています。医師としても、人間的にも素敵な先生方と出会えたこと、切磋琢磨しながら一緒に頑張っていける同期に恵まれたことは、本当に良かったと思います。是非、いろんな事をやりたい、学びたいという方、お待ちしておりますので是非一緒に頑張って行きましょう。(平成25年4月)

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平成22年卒 西川 隆介

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平成22年に卒業後、東京女子医科大学病院で2年間初期研修をしました。もともとは心臓外科を志望しておりましたが、カテーテル治療の発展に伴い、低侵襲治療がメインとなってきている時代で、カテーテル治療の将来へ期待が大きいと思いました。また、初期研修時に重症心不全の怖さについても知り、きめ細かい診療の楽しさも知ることができ、循環器内科への進路を決めました。

現在は、京都大学医学部附属病院循環器内科で後期研修をしています。京都大学医学部附属病院循環器内科では、虚血性心疾患、不整脈、心不全といった循環器内科の基礎となる疾患を数多く経験でき、また大学病院ならではのARVC、DCM、Fabry病、ラミン関連心筋症など日頃なかなか遭遇しない疾患にも出会うことができます。また木村教授をはじめ、カテーテル治療のエキスパートの先生方が多くいらっしゃり、日頃より丁寧にご指導下さります。研究に関しても、様々なstudyが進行しており、現在どこまでのエビデンスが出ており、どこからがまだ研究段階であるかなど詳しく学ぶこともできます。自主性を重んじ、時には厳しく、時には優しくご指導頂ける病院であると思います。また、学会発表の機会も多くとても勉強になります。

 やる気さえあれば、どこまでも学ぶことができる環境である京都大学医学部附属病院循環器内科で、是非一緒にお仕事しましょう。(平成25年4月)

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平成21年卒 樋上 裕起(平成24年4月から専門修練医)

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 僕は実家は神戸ですが中学高校は鹿児島、大学は千葉で過ごしました。いつか関西に戻りたいという気持ちと20年先の未来に第一線で活躍したいという気持ちがありました。その両方を叶えられる可能性を京都大学に感じ、循環器という学問に魅せられ、今を選択しました。ここにいる先生方は皆、日々の臨床診療に邁進しながらも、未来の循環器診療あるいは臨床研究、基礎研究の姿をイメージし日々努力されています。

僕は個人的には研修医時代、心臓血管外科と循環器内科双方で進路に迷った経験があります。それは心臓血管外科というジャンルが非常に興味深くダイナミックな点と、低侵襲でアクセスの早い血管内治療の双方が交わる時代がすぐそこにある可能性を感じたからです。MAZEとablation、CABGとPCI、OMCとPTMC、ASD closureとAmplatzer、大動脈人工血管置換術と胸部腹部ステントグラフト内挿と比較されるものもあればそうでない唯一のものもあります。両者が協力して築いていく診療もあります。どちらのサイドからも、今後の多いなる可能性を感じましたが、次々と新たなデバイスが開発され発展する循環器内科を選択しました。

ここでの研修は非常に恵まれたものであり、経胸壁心臓超音波、経食道心臓超音波、心筋核医学検査、緊急当番、当直などをこなすうちに、自然と担当症例以外にも多くの症例に出会います。その中で基本的な手技から指導医の先生方が丁寧に、時に厳しく指導していただきました。この一年間、毎日自分の進歩を感じることができた一年間であったと思います。

そうして臨床の基礎を学ぶ中でTAVIやBVS、緊急ステントグラフトなど新たなデバイスの開発、新たな臨床研究、基礎研究の進歩という時代の潮流を感じることができる京都大学医学部附属病院循環器内科での研修をさせていただいていることに感謝すると同時に、これから循環器内科を目指す先生方にも是非、この流れを感じてほしいと思います。(平成24年4月)

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平成21年卒 太田 千尋(平成24年4月から専門修練医)

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平成21年の卒業後、京大(1年次研修医)・関西電力病院(2年次研修医)での研修を経て、平成23年から専門修練医として診療にあたっております。

はじめから循環器内科医をめざしていたわけではなかったのですが、学生のころに京大の循環器内科に見学に来る機会があり、そこでEPS・カテーテルアブレーションという運命の出会いがあって当院の循環器内科入局を決めました。

他の施設にも見学に伺いましたが、学ぶ意欲があればいつでも機会が与えられること、学会や研究発表等の機会にも恵まれていること、また何より、一度は一緒に働いてみたいと思える第一人者の先生方に直接ご指導頂けるところが当院を選んだ理由です。

大学病院とういこともあり、毎日たくさんのdutyや救急当番があって、大変だと思うこともあります。もう少し余裕をもった(?)生活を送りたいなと思うこともありますが、忙しい時には同期の方を始め皆が支えてくれましたし、自分が憧れる上司や諸先輩方がすぐそばにいてくれるからこそ、今まで頑張ってくることができたのだと感じています。

学生のころに当院に見学に来て、EPSに出会って、本当によかったと思います。与えられた仕事だけでなく、みなさんの様々な意欲に答えてくれる場所はここにあります。

やる気のある先生方と一緒に成長していければとてもうれしいです。(平成24年4月)

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平成20年卒 佐々木 康博(平成23年4月から専門修練医)

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平成20年に卒業後2年間国立病院機構京都医療センターで研修を行い、平成22年4月から専門修練医(卒後3年目)として京大病院循環器内科で研修しています。
循環器内科として1年経ちましたが、ときには自分のキャパシティーを超えてしまい愚痴をこぼすこともありますが忙しいなりにも楽しく仕事をしています。皆さんは大学病院だと手技がなかなかやらせてもらえないのでは...と心配に思うかもしれませんが、当科に関して言えばその心配は不要です。3年目から冠動脈造影やエコー検査など手技は上級医の手厚いサポートのもとしっかりやらせてもらえます。確かに大学病院ということもあり子メディカルや他科との連携は市中病院と比べると希薄なところもあるかもしれません。しかし、若い僕たちが新しい風を起こすことで少しずつ変わっていくはずですので、一緒に頑張りましょう!!(僕個人的な感想では思った以上に仕事はしやすいですよ)
また、大学ならではのメリットは多くあります。個人のPCからUp to Dateや主要なJournalに自由にアクセスすることもできますし、学会の発表の経験、市中にない高度な医療を必要とする複雑な症例の経験などがありますし、何よりもそれぞれの分野において専門的知識を持ち、こういう医師になりたいと思わせる熱く・優しい諸先輩方の存在(僕としてはこれが京大を選んだ一番大きい理由です)があります。いろんなことをやりたい・勉強したい、しかも楽しく!と考えているやる気・元気のある皆さんをお待ちしています。一緒に多くのことを学び、多くの人を助けていきましょう!!

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平成19年卒 東谷 暢也(平成22年4月から専門修練医)

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 初めまして、4年目の東谷です。
 簡単に私の経歴を述べさせていただきますと、平成19年に山口大学を卒業し、京都大学病院の研修プログラムで初期研修を開始しました。1年目は大学病院、2年目はたすきがけで大阪済世会野江病院で研修し、3年目に循環器内科を専攻する医員として京都大学病院にもどってきました。
 このホームページを御覧になられている皆さんは循環器内科を専攻しようと悩まれている、もしくは循環器内科を専攻することは決めたけど、大学病院にするかを悩まれている方々だと思われます。その点では大学病院も市中病院も目にしてきた私の経験も役に立つのではと思い、筆をとらせていただきました。
 まず、私が3年目以降の勉強の場として大学病院に決めたのは研修医の時にこの循環器内科をローテートし、実際に見てきたことが大きく影響しています。
大学病院というと、カンファレンスに準備やサマリーが忙しく、カテーテルやエコーなどの実技の触れる機会がないのではないかと心配かもしれませんが、私が研修医のときに3,4年目の先生が、実際の治療にも参加し活躍されている姿を見て、自分の努力次第でステップアップできるところだと認識していましたし、実際今でもそのように勉強させていただいています。豊富な知識と経験の先生方の重厚なバックアップを受けて、手技を指導していただくのはとても勉強になります。
 また、ベースとして一般循環器内科医に必要な知識・技術の習得はもちろんのこととして、専門に特化したサブスペシャリティの勉強ができることも大学病院での魅力の一つと考えます。私は大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術の勉強を3年目の6月から開始して、積極的に同症例の担当につき、手技にも参加しています。現在は、基礎症例数もクリアして、施行医の資格を申請中のところまできています。ステントグラフト内挿術以外にも不整脈に対するカテーテルアブレーション治療などの専門性に特化した治療が常より行われており、それに触れることができるのは大きな魅力の一つです。もちろん、普段の虚血性心疾患や、心不全、不整脈などの症例の入院患者さんも持ちつつの勉強なので、担当患者さんが多くなり、大変な面もありますが、ここでしか勉強できないことを積極的に学ぶことはそれ以上に大きなモチベーションになります。
 救急対応についても、当科では救急患者を断らない診療スタンスで昼夜問わずに救急を受け入れています。ACSや重症心不全、劇症型心筋炎にも常に対応するスタッフ、設備はそろっています。当直で対応・判断に難渋するときにはファーストコールの当番の先生が決まっており、何時でも優しく相談に乗ってくれます。3-6年目だけで9人の医員がいて、常にバックアップの体制が整っています。
 循環器内科は体力的にも精神的にも楽な科ではありませんが、同じ苦労をするなら、モチベーションを高く持って仕事できるところをと思い、私は京都大学病院を選びました。私が受けてきた指導やバックアップの恩返しをみなさんに還元することができればと思いますので、是非一緒に働きましょう。

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平成19年卒 仁木 俊一郎(平成22年4月から専門修練医)

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 私が循環器内科に対して持っていたイメージは、心筋梗塞や狭心症に対して時には1分1秒を争う緊急の状況で、時には綿密に治療方針を検討し冠動脈に対してカテーテル治療を行う、漠然とその様なイメージを抱いていました。しかし1年間専門修練医として循環器内科治療に携わってみてこのイメージは循環器内科のほんの一部分でしかないことに気づかされました。まず循環器内科医は、循環器内科医である以前に内科医であるということです。これは当然のことですが、しかし大学病院などに勤務しているとつい忘れてしまいそうになることでもあります。もちろん循環器内科では心筋梗塞や狭心症といった虚血性心疾患の患者さんだけでなく、様々な原因による心不全や、不整脈、時には大動脈瘤といった心臓脈管系の全ての臓器がその治療対象となります。またこれらの循環器系の疾患を抱える患者さんは御高齢のことが多く、循環器疾患だけでなくその患者さんの抱えるその他全ての疾患をカンファレンスで他の先輩医師に治療方針を相談したり、他科の専門の医師にコンサルトしながら治療していきます。また京大病院循環器内科の大きな特徴の一つに「救急患者を断らない」というものがあります。当院で専門修練医として働き始めた頃は救急患者といっても循環器疾患に限ったことと考えておりましたが、そのスタンスは徹底したもので当科かかりつけの患者さんに対しては御本人の抱える全ての緊急疾患を対象としており、循環器疾患でない場合もまずは循環器内科で引き受け、その後専門の科へコンサルトし治療方針を検討します。従って、上記の如く循環器内科医である以前にまずは内科医でなくてはならないのです。例え循環器内科病棟が満床でも他科病棟にお願いして入院を引き受けて頂き、カテ室がどんなに予定で埋まっていてもコメディカルの協力の下、緊急カテを施行します。様々な意味でタフでなくてはなりません。しかしこの1年どうにかこうにか乗り切ってこれたのは京大病院循環器内科のもうひとつの大きな特徴である「バックアップ」にあると思います。1年、2年先輩の医師から10年以上先輩の医師まで、気軽に治療方針の相談に乗って下さり、そしてとことん付き合って下さいます。この様な充実したバックアップの下、循環器慢性期疾患から緊急カテまでバランスよく経験できるこの環境は非常に恵まれたものだと思います。これからの1年間もこの恵まれた環境で少しでも多くの症例を経験し勉強したいと思います。

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平成17年卒 加藤 義紘(平成20年3月時)

加藤 義紘

 平成17年に卒業後1年目研修医を和歌山日赤で過ごした後2年目研修医を京大病院で研修し、3年目から当院の循環器内科として研修させていただいております。私が大学病院での研修を選んだ理由としては、症例の偏りなく種種の疾患を経験できる事と教育システムが構築されており循環器の基礎を学ぶのに適していると考えたからです。果たして1年研修した感想としては期待した以上のものでした。大学病院は人が多いため手技的なことができないイメージがありましたが、診療科長の方針でカテーテル検査やペースメーカーなどといった検査、治療にも3.4年次から経験することができ毎日が充実しています。
簡単に1週間のスケジュールに触れたいと思います。
朝は8時からCCUでの回診、8時30分から前日の新入院のプレゼンテーションを行い大まかな治療方針を検討します。9時からは各業務につき18時からその日のカテーテル検査、治療の検討会を行い、1週間に1度入院中の患者さん全員のカンファレンスを行っています。
病棟業務や検査の当番がいくつかあり、月曜日から金曜日まで午前午後で10コマありそれぞれ割り振っています。3年次は病棟医が2コマ、心エコーが1コマ、リハビリ医が1コマ、4年次は病棟医が1コマ、心エコーが1コマ、RI検査が1コマです。
病棟医は、病棟での患者さんの急変や他科からのコンサルト、救急外来にこられる患者さんの初期対応を行います。当直は週に1回程度で、CCUと一般病棟の当番と救急外来の対応を行っています。指導医の先生方は教育的で気さくなかたばかりですので相談しやすいですし、夜間であってもカテーテル検査のon  callの当番の先生がおられるので判断に迷ったときなどは相談することができる非常に恵まれた環境です。循環器の患者さんは初期の対応で明暗が分かれますので判断力を養うことができます。
エコーは1コマで3人~4人程度の所見をつけます。上級医に指導して正しい所見の書き方や計測の仕方を学べ、技師さんもエコーに精通した親切な方ばかりですので大変勉強になっています。病棟医で他科からのコンサルトや救急外来の初期対応などエコーをする機会はほぼ毎日です。
学外活動としては年に数回内科学会、循環器学会、カテーテル学会、冠疾患学会など演題を発表する機会も多く、ペースメーカーやカテーテル治療の講習会などにも行かせていただきました。
このように、仕事は多くきついときもありますがその分充実した研修が送れ、研修のスタートを京大循環器科で送ることができよかったと思っています。
科の雰囲気が専修医を教育しようという熱意にあふれており、それに応えられるよう日々精進していきたいと思っています。


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