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大学院生募集

京都大学循環器内科では、基礎研究、臨床研究の両分野からのアプローチにより、循環器病学の真理の探究を目指しています。
当教室では、各研究グループリーダーによる研究指導に加えて、エキスパートの統計家による生物統計学セミナーと、木村教授による論文個人指導により、大学院生の研究を強力にサポートします。
これまで研究経験のない若手医師も基本から学べる環境を整えています。各研究グループの活動については、以下のページをご参照ください。


出願スケジュール

大学院生の生活

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京都大学大学院医学研究科 循環器内科学 中尾哲史 (平成24年4月入学)

初めまして!京都大学循環器内科で大学院生活を検討されている方々に、院生の生活をご紹介させていただきたいと思います。私は、京都大学卒業後、北野病院、京大病院で初期研修を行い、京大循環器内科に入局、2年の専門研修を京都大学で受けました。他稿で若い先生が紹介していただいていると思いますが、この2年間にはCAG, PCI, アブレーションなどの心臓カテーテルの他、心臓超音波検査、心臓リハビリテーション、救急集中治療など多岐にわたる臨床研修を受けました。その後、2年間彦根市立病院での勤務し、この春に大学院に入学させていただきました。この稿を起こしておりますのは、年末押し迫りました師走。院生の1年生として約8ヶ月を経過したという段階です。

大学院生は入学後、各グループに配属されます。どのグループに所属するかは、入学前の1月頃に教授面談が行われて決定されました。臨床研究を行うか、基礎研究を行うかでその生活は異なりますが、自分自身が所属するのは基礎研究グループですので、基礎グループの場合の院生生活について御紹介いたします。基礎研究グループの院生は、実際に患者さんを担当することはありません。生活は主に4つから成ります。1.研究、2.大学院の講義やセミナーへの参加、3.循環器内科医師として行う大学病院での検査、4.他病院での勤務です。

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1.研究について

 どんな研究を行うかはグループによって違いますので、各グループのページをご参照ください。しかし、いずれの場合も、グループの長から与えられた、あるいは自分で考えて議論した疑問について、論文や教科書などで勉強し、仮説を立てて実験やデータベースなどで調査・実証していくという過程は院生として普遍であると思います。  研究は言うまでもなく大学院生としての本業ですが、基礎研究グループとは言え臨床系の大学院生ですから、他病院での勤務や院内の検査Dutyなどに裂かれる時間はどうしてもあります。空いている時間を自分でマネージメントして研究に使う事になるので、研究がどれだけ進むかは自分の時間の使い方次第という側面があります。ただ、担当患者はいないので、患者さんに合わせて行動するということは無い(もちろん緊急呼び出しなどもありません)ですし、他科の臨床系大学院生と比較すると随分よい条件が整っていると思います。

 大学院の研究生活のメリットを挙げるとすれば、世界の最先端に接することができること、また多忙な臨床医時代には絶対触れることのない論文や本を読むことができること、周囲の優秀な先生方と出会い・議論し合いながら学問(science)を学ぶことができることだと思います。 phd2.jpg phd3.jpg

2.大学院の講義やセミナーへの参加について

2つ目の大学院の講義やセミナーですが、京都大学の大学院生として、1年生の時は月1回程度講義を受講し、他科を含めたスタッフの先生方の研究内容を聞いて勉強します。1年時のみ単位取得が必要で出席も取られます(単位取得は2年次以降でも構いません)。  また、循環器内科としては、毎週水曜日にリサーチセミナーを行っています。これは循環器内科に関連する人が集まり、大学院生やスタッフが研究内容を発表し、皆で検討するというミーティングです。他のグループの研究内容や行われる質疑応答から学ぶ点も多いです。また月2回行われる、木村教授が担当されている臨床統計セミナーにも参加出来ます。これは今や臨床研究を行うには不可欠となった医療統計学を学ぶことができる授業で、臨床研究を自ら行う場合や、臨床論文を読む際に参考となるであろうと思います。その他にも大学ならではの講義、セミナーが多数開催されており、自由に参加可能です。

3.循環器内科医師として行う大学病院での検査について

3つ目は大学院生が行う検査ですが、大学院1年生なら現在のところ心エコー、運動負荷試験、心筋シンチの3種類から2枠(1日を午前と午後に分けて、各々を1枠として計算)行っています。

4.外勤について

これは生活資金獲得の為には欠かすことができません。循環器内科から外勤先の候補を紹介してもらえますし、循環器内科の先輩方からの紹介で更に微調整も可能です。内容は外勤先の病院によって、日直での循環器外来であったり、内科当直や循環器当直であったりと様々です。独身の先生もそうでない先生もおられてニーズは様々ですし、外勤に力を入れすぎると本業の研究に注げるパワーも影響を受けかねないので、バランスは各個人でよく考える必要があるでしょう。一般的な頻度は1週間に日中の外来と夜間の当直を1回ずつ、それに月1回休日の24時間当直を1回程度です。

最後に

大学院生活での当面の目標は、4年間で主論文を1つ書くということになります。大学院に入って全く違う視点から勉強すると、医学に対する視野が広がり、理解が深まっていくのを感じられます。臨床の現場では全く考えなかったことも考えるし、また全く別の角度から疾患を見ることもできるようになります。そういった視点が新たな医学の発展に貢献してきたことは一つの事実で、我々は臨床医を兼ねているのですから、臨床への還元を可能にし易い、逆に言うとそれを意識すべき立場にあると思います。研究生活は、循環器の臨床医の多くが経験している多忙な生活とは全く違いますが、それなりに忙しく、独特のプレッシャーもあります。しかし約40年の医師人生において、その時にしかできないことがあり、個人的には基礎研究生活はその一つだと思います。新たな視点から医学を学び、疾患を考えたい方、自ら医学を発展させたいと考えている方、この恵まれた環境で共に考え、学びましょう!

お問い合わせ

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