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炎症線維化機構解析グループ

当研究室の概要

グループリーダーの芦田昇は、2023年4月に立命館大学薬学部・教授に着任しました。

炎症は動脈硬化、虚血性心疾患、心筋炎、心筋症、不整脈など様々な疾患の原因とされており、その帰着像とされる線維化はそれらの疾患の病理学的な基盤となっています。しかし一方で、炎症や線維化が生体維持・創傷治癒に不可欠な機能であることは論を待ちません。また、抗炎症治療がそれらの疾患の治療に有効でないことは、これまでの治験などから明らかになっています。さらにあまり知られていないことですが、爬虫類・両生類では心臓を含めた組織再生のために一過性線維化は必須のメカニズムであり、組織が再生すると線維化巣がそれに置き換わることが報告されています。これらのことから「炎症→線維化→疾患」という一般的な認識には、何か大事なことが見落されているのではないかと私たちは考えます。先入観を持たずに炎症を定義から見直すことで疾患の全く新たな捉え方を提示すること、それに基づいて線維化を基盤とする循環器疾患に対する真に根本的な治療戦略を開発することを目的に、研究を行っております。

所属者

  • 芦田 昇客員研究員・立命館大学薬学部教授
  • 原田 雅之(研究員)
  • 松本 譲(大学院生)
  • 今中 雅子(大学院生)
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連絡先(大学院入学のお問い合わせのみ)

  • 京都大学大学院医学研究科循環器内科学 芦田 昇
  • e-mail: nashida*kuhp.kyoto-u.ac.jp
  • 上記*を@に変えてお送り下さい。
    尚、京都大学医学部附属病院のサーバーシステムの事情により、メール受信がブロックされる場合があります。

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